Adobe、日中韓3カ国語対応のオープンソース書体を発表

Adobe、日中韓3カ国語対応のオープンソース書体を発表

アドビシステムズ株式会社は、オープンソースフォント「Source Han Sans」のリリースを発表した。Google社や、東アジア地域の契約フォントメーカー(株式会社イワタ/Changzhou SinoType/Sandoll Communication)の協力のもとで開発および製造された書体で、日本語/中国語(繁体字/簡体字)/韓国語(ハングルを含む)のほか、ラテン/ギリシャ/キリルの各文字をサポート。フルフォントと地域別サブセットには、それぞれExtraLight/Light/Normal/Regular/Medium/Bold/Heavyと7ウェイトがあり、計42書体が用意されている。

「Source Han Sans」は、Adobe Typekit/Adobe Creative CloudのTypekitサービスを通じて個別言語対応のサブセットフォントを利用でき、SourceForgeGitHubからのオリジナルソースの無償ダウンロードも可能。Googleでは、このフォントを同社のpan-UnicodeフォントファミリーであるNotoの一環として、「Noto Sans CJK」という名前の独自バージョンでリリースしている。

本フォントはOpenType形式で、地域別バリエーションへの対応のため、フォントごとに6万5535の字体がデザインされた。言語に関係なく同一フォントを使用でき、複数のフォントライセンスの取得も必要としないことが大きな特徴だ。同社発表では、日中韓3カ国語および地域別バリエーションを同一フォントファミリーでサポートするオープンソース書体は初であるとしている。


Typekit blog「Source Han Sans」の紹介ページ
URL:http://blog.typekit.com/alternate/source-han-sans-jp/

アドビシステムズ株式会社
URL:http://www.adobe.com/jp/
2014/07/16

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