NITE、スマホの充電用コネクターによる事故防止を呼びかけ

NITE、スマホの充電用コネクターによる事故防止を呼びかけ

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、スマートフォンやタブレットの充電やデータ通信に使用されるUSBケーブルと機器との接続端子部分での事故防止について注意を呼びかける文書を発表した。

発表によると、スマートフォンなどの充電用コネクターによる事故は、2009年度から2013年度までの5年間に合計48件あった。被害状況別に見ると、軽傷が10件、拡大被害(周囲の製品や建物などに被害を及ぼすこと)が25件、製品破損が13件で、重篤な被害に至った事例はないものの、事故のすべてにおいて発煙・発熱・発火のいずれかを伴っている。周囲の布団などが焼損した事例もあり、火災などの重大事故が発生する恐れもあるという。

充電用コネクターによる事故は、端子のハンダ付け不良など製品に起因して起こる事故だけでなく、コネクターを上下逆に無理に挿入したり、充電用コネクター内部に液体や遺物が入り込んだため端子間がショートしたりと、使用者の誤使用や不注意などの使い方に関わる事故が多いという。同機構は、このような事故は「ホコリや水分の多い場所で保管しない」「無理に力を入れて挿入しない」といった製品の保管時や使用時の注意により未然に防げる事故が多いとして注意を呼びかけている。


発表資料

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