LINE株式会社と静岡大学は、今年4月から共同で研究・開発を進めてきた「小中学生向け情報モラル教材」の配布を開始した。

同教材は、インターネットとの上手な付き合い方やコミュニケーション方法について考える啓発教育を行うことを目的に、共同開発を行ってきた情報モラル教材。5月に同教材をもとに佐賀県や岡山県などの小中学校でテスト授業を行い、教職員から得た意見や改善点などをもとにアップデートを繰り返した結果、現教材に対して教職員から一定の評価が得られたことから今回、教材をパッケージ化して希望する学校を対象に配布することにした。

内容は、「クラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から？」や「クラスの友達に言われて『嫌だな』と感じるのはどれ?」といった議題に関して、配布された5枚セットのカードを使いながらディスカッションするなど、子どもが自らインターネットとの上手な付き合い方や適切なコミュニケーション方法を考える機会を創出する内容となっている。また、教材パッケージが届いてすぐに教職員が使えるように、指導者用のガイドブックもパッケージに付属している。

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