ヤフー株式会社は、「Yahoo!ヘルスケア」が取り組む新プロジェクト「HealthData Lab」において、一般向けゲノム解析サービスを10月に提供開始すると発表した。

同サービスでは、2型糖尿病や脳卒中、腎臓病などの生活習慣病、肥満・不眠症などの病気、尿酸値や飲酒量などの体質を含めた約300項目を解析できる。また、祖先解析も解析項目に含まれており、母親から受け継ぐミトコンドリアDNAから、自分と同じ遺伝子を持つグループがどこで生まれてどう移動してきたのかをたどることもできる。

また、個人の健康情報を収集して可視化し、保存できる仕組みである「PHR（パーソナルヘルスレコード）」も提供し、運動量や睡眠時間、体重・体脂肪などの情報を、センサーが搭載されたスマートフォンなどのデバイスを用いて収集し、専用のPHRアプリ（今冬提供予定）を使って登録、管理できる。将来的にはゲノム解析情報だけでなくPHRを含めた情報を総合的に解析して、健康を維持するための的確なアドバイスの提供も目指していく。

同社は10月のサービス開始に先行して、無料でゲノム解析サービスを体験できる第2弾のモニター募集を行う。6月に実施した第1弾で募集した5000名に追加して、新たに5000名を募集する。募集期間は9月1日の11時59分まで。

HealthData Lab
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