NTT、視覚障害者向けスマホ用文字入力ソフトを開発

NTT、視覚障害者向けスマホ用文字入力ソフトを開発

日本電信電話株式会社(NTT)は、視覚障害者向けのスマートフォン用文字入力ソフト「Move&Flick」を開発したと発表した。

同ソフトの文字入力インターフェースでは、スマートフォンの画面中央部分を指でタッチするとフリック入力画面が表示される。指で触れた位置から8方向のどれかにスライドさせて子音を選択し、続いて同じように指を8方向にスライドして母音を選択することにより、ひらがなを入力できる。これにより、従来のように画面に配置されるキーの位置を正確にタッチして文字入力をする操作が不要となる。

画面の左右には、入力した文字を漢字変換する機能や入力した文章を音声で読み上げる機能を搭載しており、文字や文章の入力が正確かどうかを確認できる。開発にあたっては、障害者雇用を促進しているNTTグループの特例子会社であるNTTクラルティ株式会社の社員など、視覚障害者約30名の意見を反映したという。

同社は今後、同インターフェースを搭載したアプリの配信など、提供形態を検討するとともに、NTTクラルティやソフト開発会社などの協力を得ながら、視覚障害者にも利用しやすい文字入力のインタフェース開発を進めていく構えだ。


Move&Flick

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