セイコーエプソン株式会社とエプソン販売株式会社は、フラットベッドスキャナーの新製品として、ハイエンドモデル「GT-X980」とミドルレンジモデル「GT-X830」を10月9日に発売すると発表した。価格はオープン。

「GT-X980」は、原稿によって2つのレンズを切り替える「デュアルレンズシステム」を搭載した「GT-X970」の後継機で、新モデルではフィルムスキャンの高画質にこだわり、新設計の高品質なフィルムホルダーを採用した。35mmストリップ・マウント、ブローニー、4×5フィルムなど4種類のフィルムホルダーを用意しており、各ホルダーには「アンチニュートンリングアクリル板」を搭載してカールしたフィルムをまっすぐに補正し、たわみによるピントのばらつきを軽減するとともに、ニュートンリングの発生を抑えた。

また、35mmストリップ用フィルムホルダーはガイドを1本ずつ独立して可動できるようになり、フィルムの装着がしやすくなった。さらに、ピント位置の調整のため高さ位置を5段階で調整可能となった。

「GT-X830」は、高精度な色分解を実現する「α-Hyper CCDII」を搭載した「GT-X820」の後継機で、新モデルではスキャンデータをクラウド活用する新ユーティリティソフト「Easy Photo Scan」を標準添付し、スキャンした画像を自動補正してSNSやクラウドサービスへ転送できるようになった。

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