パイオニア株式会社は、LTE通信モジュールを搭載した「ミラー型テレマティクス端末」を開発したと発表した。

同製品は、LTE回線を使って常時ネットワークに接続し、音声対話型ドライブエージェントサービスを使って、施設情報や渋滞情報、天気、ニュースなどのリアルタイム情報を入手したり、ナビ機能を操作したりできる車載器。ハーフミラータイプの5型静電式タッチパネル付き液晶を搭載しており、情報を表示しないときには全面をバックミラーとして使用できる。また、Wi-Fiアクセスポイント機能も搭載しており、タブレットやゲーム機などのWi-Fi対応機器を車内で使用できる。

広角車載フロントカメラを内蔵しており、ドライブレコーダーとして使用できるほか、独自の画像センシング技術によるレーン移動検知／前方車両発進検知も実現する。また、内蔵センサーによる危険運転検知などの安心運転支援サービスも提供する。さらに、専用アプリをインストールすることで、GNSS（全地球型測位システム）やジャイロ／加速度センサー、通信機能を使った車両の動態管理や、ドライバーへのメッセージ送信など、業務用途で使うこともできる。同社は同製品を2014年度中に発売する予定だ。

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