Adobe、「Creative Cloud」をアップデート

Adobe、「Creative Cloud」をアップデート

Adobe Systems社は、Adobe MAX 2014にて、「Creative Cloud」のアップデート提供を発表した。大幅な機能向上や新アプリなどが含まれるメジャーリリースで、既に「Creative Cloud」メンバーへの公開が開始されている。メンバーシップの一部であり、追加費用は不要。各メンバーシッププランの詳細は、同社Webサイト(URL:https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html)にて確認できる。

今回のメジャーリリースは、新たなモバイルアプリ群と、主要なデスクトップツールの機能アップデートを含む。「Phosothop CC」や「Illustrator CC」では、タッチ操作に関するサポートも向上。Windows 8デバイスでもタッチジェスチャーが有効となっている。「Phothoshop CC」では、Mercury Graphics Engineのパフォーマンス強化のほか、新たなガイド作成機能の搭載や、塗りつぶしダイアログの詳細な改善などが行われた。また、「Illustrator CC」での代表的な新機能としては、新たな曲線ツールが挙げられる。スムーズポイントまたはコーナーポイントの作成/切り替え/編集/追加/削除を、1ツールで完結することが可能。パスの作成と描画を直感的に行うことができる。

そのほか、両アプリケーションでは、カラー/文字スタイル/画像/グラフィックなどのコンポーネントの分類やグループ化に役立つ相互アクセスが可能なライブラリパネルも注目のポイントだ。「Photoshop CC」では、レイヤー/レイヤーグループ/レイヤーカンプを画像アセットとして抽出できる新たなインターフェイスも導入されている。

そのほかのアプリケーションでは、「InDesign CC」でインタラクティブEPUBのサポート、「Muse CC」でSVGとテキストの同期サポート、「After Effects CC」でHiDPIと新たな3Dのサポートなどが行われた。「Creative Cloud」のメンバーが自由にアクセスできるロイヤリティフリー素材集サービス「Creative Cloudマーケット」も公開開始(日本語でのキーワード検索が可能)。Webデザイナーとデベロッパー向けに、「Photoshop CC」のComp-to-Codeワークフローを再定義するクラウドベースのサービス「Creative Cloud Extract」も公開されている。


アドビシステムズ「Creative Cloud」Webサイト
URL:http://www.adobe.com/jp/creativecloud.html

Adobe Systems
URL:http://www.adobe.com/jp/
2014/10/07

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