BBソフトサービスは、「Internet SagiWall（インターネットサギウォール）」で検知したデータをもとに作成した2014年9月度のインターネット詐欺リポート「インターネット詐欺リポート（2014年9月度）」を公開した。

同リポートによると、総検知数は73万3700件で、前月比2.1％増加。ワンクリック・不当請求詐欺サイトは94.6％（前月比1.1ポイント増）、フィッシング詐欺サイトは4.9％（前月比0.9ポイント減）だった。また、9月度はiPhone6の発売に便乗した高級ブランドのスマートフォンケースの販売を装った偽サイトの検知が増加したという。ネット犯罪者が新機種対応のアクセサリーの需要拡大期に合わせて罠を仕掛けてきたと見られるという。

こうした偽販売サイトは廉価販売によって集客行い、違法なコピー品、粗悪な商品が送られてくるだけでなく、商品が送られず代金を詐取されるなどの被害が報告されている。また、ネット犯罪者が入手したクレジットカード情報を使って物品を購入し転売することで現金化したり、クレジットカード情報をブラックマーケットで売買するなどの手口も確認されているとしている。

発表資料
URL：http://onlinesecurity.jp/reports/2014/201410.html
2014/10/16