世界初!動き感知する生地、ウエアラブルセンサー

世界初!動き感知する生地、ウエアラブルセンサー


圧電ファブリック

ポリ乳酸繊維と炭素繊維を使用した圧電ファブリックを帝人と関西大が合同開発した。
世界で初めて、体の「曲げ」や「ねじり」といった動きを感知する生地を使った着用型センサーで、これにより今まで不可能であった「着用するだけで精緻な動きのデータ化」を実現することが可能になった。

開発した生地は、力を加えると電気を発生する性質を持つ繊維を使用。平織りや綾織りといった織り方と電極の組み合わせで電気の発生の違いを判別できる構造にし、「曲げ」「ねじり」「伸縮」などの動きを感知する。
曲げを感知する「平織」、曲げ、ねじりに加え、ずりや3次元方向を感知できる「綾織」、ねじりを感知する「サテン」の3タイプからなる。
また、従来のウエアラブルセンサーの課題であった柔軟性、温度変化、着心地といった面でも改良され、柔軟で、温度による変化もなく、洗濯も可能となった。

同社は、手術や介護などの遠隔医療や伝統工芸、宇宙開発に至るまで人の動きを精緻に再現し、インターネットを使ってコントロールする社会の実現を目指すと述べた。

帝人株式会社
URL:http://www.teijin.co.jp/news/jbd150109.pdf
2015/01/09

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