首都大学東京「外部から個人情報閲覧可能だった」
首都大学東京「外部から個人情報閲覧可能だった」
首都大学東京は19日、学生・関係者の個人情報を含む電子データが、昨年8月から今年1月初めまで外部からアクセス可能な状態だったと発表した。
当該データは、東京南大沢キャンパス・管理部教務課事務室内のNASに格納している電子データで、2014年8月22日から2015年1月5日まで外部からアクセス可能な状態になっていた。今年1月1日、このことについて学外から情報提供があり、1月5日に確認・調査の結果明らかになったもの。直ちに、外部からアクセスできない状態（FTP共有を無効）としたが、情報の悪用や被害などの発生については、現在のところ確認されていないという。
原因は、出荷時にアクセス可能な状態（FTP共有が有効）でとなっているNAS製品を、設置時に設定変更をすることなく使用していたため。このため、ID・パスワ ード認証なしにアクセス可能となっていた。さらに、格納していた電子データの多くに、パスワードなどのアクセス制限をかけていなかったこともわかった。
アクセス可能だった個人情報はのべ約5万1000件で、英語クラス編成試験やTOEICなどの受験者の氏名やスコア、入学手続予定者の氏名や連絡先、教員（非常勤教員を含む）の氏名や連絡先、「2年次修了判定」「GPA」「教職課程」「教員免許状更新講習」に関わる者の氏名や修得単位数・スコアなどが含まれる。
同学はこの件に関する問合せ窓口（ダイヤルイン 042-677-2005、
午前9時~午後6時、土日祝日を除く）を開設している。
同学はこの件に関する問合せ窓口（ダイヤルイン 042-677-2005、
午前9時~午後6時、土日祝日を除く）を開設している。