『はやぶさ』の電力制御技術をルームエアコンに
『はやぶさ』の電力制御技術をルームエアコンに
ダイキン工業株式会社は、２６日に、JAXAが公開している『はやぶさ』の技術を応用して作られた電力ピークカット制御の技術を、ルームエアコンに適用する試みを開始したことを発表した。JAXAでは宇宙で開発された研究成果を多くの企業や団体の活動に転用することを進めている。今回の電力ピークカット制御の技術の公開も、その一環となる。
電力ピークカット制御の技術は、『はやぶさ』が宇宙空間での電力の有効利用のために開発されたもので、それぞれの機器が独立して並列にピーク電力を下げる制御法となる。今回の試みは、その技術を用いて、家電機器の消費電力ピークカット制御に応用するものとなる。家庭内の電機器に優先順位をつけることで、同時に消費電力を制御することができる。
世界の電力消費増大で電力供給が逼迫する中、この技術の普及により、使用電力量の低減や電力の安定供給が期待できると同社は述べている。
また、2015年1月28日～30日に東京ビッグサイトで開催される「新電力EXPO」ではこの技術を搭載したルームエアコンのテストモデルが展示される予定だ。
また、2015年1月28日～30日に東京ビッグサイトで開催される「新電力EXPO」ではこの技術を搭載したルームエアコンのテストモデルが展示される予定だ。