不適切コンテンツの自動フィルタリングシステムが発表

不適切コンテンツの自動フィルタリングシステムが発表


トライアルサービスのイメージ

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(NTTコムウェア)は、SNSなどに投稿される画像コンテンツからアダルトなどの不適切なコンテンツを高精度に識別するシステムを開発したと発表し、データセクション株式会社と共同で、商用化に向けたトライアルを開始した。

同システムは、インターネット上の不適切なわいせつ画像を自動的に識別し排除できるシステム。対象の画像をスコアという数値で評価し、「適切」「不適切」の単純な判定ではなく、映倫規定で用いられる制限区分「G」、「PG12」、「R15+」、「R18+」などの段階に応じた分類も行える。分類の基準値はサービス運営者が自由に設定できるため、排除したい「不適切」のレベルを柔軟に変更できる。

また、独自の学習方法により、少ない学習データでも短期間で精度の高いエンジンに仕立てることが可能で、早期にサービスを利用開始できる。従来は目視による監視で膨大な労力とコストがかかっていた投稿監視などの業務を効率化することが可能で、ニーズに合わせてカスタマイズも行える。同社は今回のトライアルを通じて検証を行い、2015年度上期に本格版サービスの提供開始を目指すと説明している。

発表資料
URL:http://zigsow.jp/r/runway
2015/02/10

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