NTT、3次元物体を高精度に認識・検索できる技術を開発

NTT、3次元物体を高精度に認識・検索できる技術を開発


「アングルフリー物体検索技術」利用イメージ

日本電信電話株式会社(NTT)は、3次元の物体をどのような方向から撮影しても、高精度に立物体を認識・検索し、関連情報を提示する「アングルフリー物体検索技術」を開発したと発表した。

同技術は、スマートフォンやウェアラブルカメラを通じて周囲の建物・史跡や店舗、商品などを高精度に認識し、観光コンテンツや店舗・商品情報などを提示する技術。画像特徴の重要度を出現頻度に基づいて統計的に推定することで物体などの検索精度を大幅に向上させたほか、入力画像と参照画像の間の対応関係を正確に特定することにより、参照画像として事前にデータベースに用意する画像の数を従来の1/10程度まで削減することを可能にした。これにより、さまざまなカメラアングルで撮影された画像からでも、そこに写り込んだ3次元の物体を検索できる。

情報コンテンツの多言語対応を図ることで、2020年に向けて訪日外国人の観光を支援する「会場案内」「ルート案内」「観光案内」などの観光ナビゲーションサービスの提供も可能となる。このほか、活用用途としては、商品にカメラをかざすと価格や口コミ、在庫などを閲覧できる「商品検索」や、指定スポットでカメラをかざすだけでスタンプをゲットできる「デジタルスタンプラリー」、展示物にカメラをかざすと解説コンテンツを提示する「作品解説」、機器にカメラを向けると説明書が見える「電子マニュアル」などの展開も可能だ。

発表資料
URL:http://www.ntt.co.jp/news2015/1502/150216a.html
2015/02/17

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