ソニー、「SmartEyeglass」を開発者に3月発売

ソニー、「SmartEyeglass」を開発者に3月発売


「SmartEyeglass Developer Edition(SED-E1)」
※アプリ開発者向けモデル

ソニー株式会社は、商品化に向けた取り組みを進めている透過式メガネ型端末「SmartEyeglass」における連携アプリケーションの探索/充実のため、アプリ開発者に向けたモデル「SmartEyeglass Developer Edition(SED-E1)」を3月10日に発売する。日本/アメリカ/イギリス/ドイツにて発売され、法人に関してはフランス/イタリア/スペイン/ベルギー/オランダ/スウェーデンでも購入が可能。アプリケーション開発支援サイト「Sony Developer World」の「SmartEyeglass」専用ページ(URL:http://developer.sonymobile.com/ja/smarteyeglass/)を通じて販売される。日本での価格は10万円(税抜)。

「SmartEyeglass」は、2016年内の一般ユーザー/法人顧客への提供を目指して開発中の製品。テキスト/シンボル/画像などの情報を視界に重ねて表示でき、Android 4.4以降を搭載するスマートフォンと連携して、アプリケーション次第でさまざまな用途で活用できる。先行リリース版としてSDKが提供されているが、そちらもハードウェアの提供開始と合わせ、正式リリース版が提供されることとなった。

本体には独自のホログラム導光板方式光学技術を用いたディスプレイモジュールが搭載されており、透過率85%/保護プレートを含めて厚さ3mmのレンズが実現されている。表示解像度は419×138pixels、表示色は緑単色(256階調)で、輝度は最大1000cd/平方メートル。有効約300万画素のカメラや加速度センサー/照度センサー/ジャイロスコープ/電子コンパス/スピーカー/マイクなどを備えており、Android端末との接続にはIEEE 802.11b/g準拠の無線LANおよびBluetooth 3.0(HFP/SPP)が対応している。

内蔵リチウムイオンバッテリーでの連続使用時間は、カメラ使用時で約80分/カメラ未使用時で約150分。アイウェアのサイズは約180(幅)×39(高さ)×72〜182(奥行)mmで、コントローラーのサイズは約54(幅)×21(高さ)×60(奥行)mm、ケーブル長は約63cmとなっている。重量は約77g(アイウェア)/約44g(コントローラー部)。

ソニー株式会社
URL:http://www.sony.co.jp/
2015/02/17

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