北海道札幌市は、2015年世界女子カーリング選手権札幌大会組織委員会が運営する「JA全農 世界女子カーリング選手権札幌大会 2015」の公式Webサイト（URL：http://wwcc2015sapporo.com/）において、不正アクセスを受け、改ざんが行われたことを発表した。不正アクセスの開始が2015年2月14日（土）13:35、サイトの改ざんが発生したのが2015年2月16日（月）13:30で、改ざんが確認されてサイトの公開が緊急停止されたのが2015年2月16日（月）16:00。改ざんを受けていた期間は2015年2月16日（月）の13:30〜15:40となる。

今回の不正アクセスでは、「お知らせ」一覧における「チケット一般販売」の記事が改ざんされ、当該記事をクリックすると、不正アクセスにより設定されたと思われるファイルのダウンロードメッセージが表示されるようになっていた。ファイルのダウンロードによる影響は現在調査中。改ざんを受けてから公開停止までの間のアクセス件数は55件と発表されており、該当する時間帯にアクセスしたユーザーには、念のためにウイルス対策ソフトなどによる診断を行うことが呼びかけられている。同WebサイトのTOPページには、現在お知らせが掲載されており、システムメンテナンス中で利用不可。改ざんの手法を特定し、不正な侵入への対策を十分に強化したうえで、極力早期に再開予定とされている。

なお、同サイトと同一のサーバで一部個人情報も扱われていたが、札幌市の発表によると、今回の不正アクセスによる個人情報へのアクセスの痕跡はなし。また、札幌市の公式Webサイト（URL：http://www.city.sapporo.jp/）は、不正アクセスを受けた「JA全農 世界女子カーリング選手権札幌大会 2015」公式サイトとは別のサーバを用いているため、今回の不正アクセスによる影響がないことも発表されている。

2015年世界女子カーリング選手権札幌大会組織委員会事務局（札幌市観光文化局スポーツ部企画事業課内）
報道発表資料URL：http://www.city.sapporo.jp/koho/hp/etsuran_shogai_0216.html
2015/02/18