ヤマハ、ネット配信に便利な“初音ミク”デザインのミキサー

ヤマハ、ネット配信に便利な“初音ミク”デザインのミキサー


ウェブキャスティングミキサー「AG03-MIKU」

ヤマハ株式会社は、小型のミキシング・コンソール「AG03-MIKU」を5月下旬に発売する。クリプトン・フューチャー・メディア株式会社とのコラボレーション製品で、2015年1月に発表された「AG03」(5月下旬発売予定)の“初音ミク”バージョンのモデル。オリジナルのカラーリングやiXima氏による描き起こしイラストでデザインされており、「初音ミクV3(ORIGINAL/DARK)」の39日体験版/サウンド素材「SONICWIRE」のフリーサンプル/「VOCALOID4 Editor for Cubase」の39日体験版が含まれる「初音ミクおためしセット」が同梱されている。価格はオープン。

本製品はUSBバスパワー駆動に対応し、最大192kHz/24bitをサポートしている。インターネット配信に便利なループバック機能や、ワンタッチでエフェクトを設定できる「1-TOUCH DSP」機能を搭載。別途「AG DSP Comtroller」をダウンロード使用することで、CMP/EQ/ハイパスフィルター/リバーブのパラメーターエディットも行える。60mmのフェーダーを実装しているため、インターネット配信時の実況やボーカルの音量を直感的に調節することも可能。また、iPad 2以降で活用できるCC(Class Compliant)モードが用意されており、別売の「Cubasis」などのiPad対応音楽制作アプリケーションとの組み合わせにより、モバイル環境でも高音質な録音/演奏を行える。なお、製品にはSteinberg社のDAW「Cubase AI」のダウンロード版ライセンスも同梱。

マイク入力は。XLR/フォーンの両プラグに対応し、ヘッドセットのマイクも使用できる。コンデンサーマイクに対応するファンタム電源(+48V)も搭載。楽器の入力では、シンセサイザーなどのLINEレベルの出力のほか、エレキギター/エレキベースなど出力インピーダンスが高い楽器も直接接続できる。AUX端子も用意されており、スマートフォン/ポータブルプレーヤーなどからの入力にも対応。出力チャンネルはMONITOR OUT×2/PHONES×2(ヘッドセットヘッドフォン出力を含む)で、コンピュータへの出力に加えてヘッドホン/パワードモニタースピーカーを同時に使用でき、それぞれ独立して音量を調節できる。

本体サイズは129(幅)×63(高さ)×202(奥行)mmで、重量は0.8kg。別売オプションにはフットスイッチ「FC5」や、マイクスタンドアダプタ「BMS-10A」も用意されている。なお、今回の製品発売に際して、3月9日(月)20:00からは、「ニコニコ生放送」公式の特別番組として「AG03-MIKU」(URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv212443386)を放送。また、3月31日(火)にはシダックス・カルチャーホール(東京都渋谷区)でライブイベント「WEBCASTING LIVE 2015」も開催される(観覧応募URL:http://jp.yamaha.com/miku)。

ヤマハ株式会社/株式会社ヤマハミュージックジャパン
価格:オープン
問い合わせ:0570-050-808
URL:http://jp.yamaha.com/
2015/03/09

MdN DIのトップぺージ