エプソン、レーザー光源を採用した4K対応プロジェクター

エプソン、レーザー光源を採用した4K対応プロジェクター


「EH-LS10000」

セイコーエプソン株式会社は、反射型液晶パネルを採用した3LCD方式のホームシアタープロジェクター「EH-LS10000」を4月9日に発売する。同社としては初めてレーザー光源を採用したフラッグシップモデル。価格はオープンで、市場予想価格は約80万円(税抜)となっている。

本製品は4096×2160pixelsの解像度に対応。1画素を斜めに0.5画素シフトさせることで解像度を2倍にする独自の「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載している。投写サイズ(対角)は30〜300型。2.1倍電動ズームフォーカスレンズと上下90%/左右40%のレンズシフトにより、100型の大画面でも最短約2.8mの投写距離に設置できるため、限られたスペースを有効活用できる(上下と左右の両方に最大値シフトすることは不可)。

有効光束/カラー光束はいずれも最大1500lm。ダイナミック/リビング/ナチュラル/THX/シネマ/デジタルシネマ/Adobe RGB/3Dダイナミック/3Dシネマ/3D THXと10種のカラーモードを搭載しており、全てのカラーモードでsRGB色域をサポートする。レーザーダイオードを光源に採用したことで、完全な暗室においてスクリーン上の明るさ0lmでコントラスト比“無限”を達成する「パーフェクトブラック」も実現。レーザー光源ではパルスでの制御が自由なことから、1フレームごとの制御も可能となり、遅延のないリアルタイム調光でシーン切り替えの暗転時などにも瞬時に0lmの漆黒が実現される。

画像処理技術としては、解像感を向上させる「超解像」技術、独自の「ディテール強調」、中間コマの自動生成で動きの速い動画を滑らかにする「フレーム補間」、ブラックアウトタイムを短縮して3D映像を明るく投写する独自の「Bright 3D Drive」などを搭載。製品には、3mの電源コード/自照式リモコン(電池付)/HDMIケーブルクランプ×2/3Dメガネ一式/USB充電アダプタが同梱されている。本体サイズは550(幅)×225(高さ)×553(奥行)mm、重量は約18kgで、主なインターフェイスは3RCA×1/1RCA×1/ミニD-Sub15ピン×1/HDMI×2(1基はHDCP2.2対応)。

セイコーエプソン株式会社/エプソン販売株式会社
価格:オープン
問い合わせ:050-3155-7010
URL:http://www.epson.jp/4klaser/
2015/03/26

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