ドゥモア、家庭用小型3Dプリンタ「The Micro」でプロダクト制作が変わるかも?

ドゥモア、家庭用小型3Dプリンタ「The Micro」でプロダクト制作が変わるかも?


「The Micro」

株式会社ドゥモアは、米M3D社製の3Dプリンタ「The Micro」の一般向け国内販売を開始する。出荷開始予定は2015年7月で、ドゥモア・ショップ(URL:http://domore.shop-pro.jp/)での注文が可能。完全予約による直接販売で、通常価格は各6万円(税抜)となっている。なお、2015年4月6日(月)までに注文を行うと、早期特価が適用されて各5万円(税抜)での購入が可能だ。

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「The Micro」はクラウドファンディング「Kickstarter」で340万ドル(約4億円)を得た、3Dプリンタでは特に人気で注目された製品だ。これまでも数多くの3Dプリンタが登場してきたが、The Microが注目されるのは、「真にコンシューマー向けの3Dプリンタ」というキャッチフレーズと分析できるかもしれない。

その理由として、通常価格6万円というリーズナブルな価格に加え、家庭用にフィットさせるため、FDM(熱溶解積層)方式を採用した卓上小型モデルであったり、マイクロモーションチップによる自動平衡調整機能を搭載することで、3Dプリンタの中でも物静かに抑えられていることなどが挙げられる。一方で、リーズナブルな価格の割にデザイン性の高さも評価されており、軽くて丈夫なカーボンファイバーフレームであったり、コンパクトで洗練されたデザインが支持されている。また、カラーバリエーションが5つも用意されている点もユーザーからの人気を呼んでいる要因と言えるだろう。

本体カラーは、ブラック/シルバー/ブルー/グリーン/オレンジの5色。基礎造形サイズは113(幅)×74(高さ)×109(奥行)mmで、ABS/PLA/ナイロン/カメレオンPLA/HIPS材質を使用できる。XY(縦横)精度は15ミクロンで、Z(積層)精度は50〜350ミクロン。インターフェイスはUSBで、Windows/Macがサポートされているほか、Linuxへの対応も予定されている。本体サイズは185(幅)×185(高さ)×185(奥行)mm、重量は約1kgで、付属アプリ対応ファイル形式はSTL/OBJ。

これまで3Dプリンタはあまり関係ないと思っていたデザイナーも、「The Micro」であれば手軽にプロダクト製品を作ることができる。自分でデザインし、それを製品として再現できればデザイナーとしての活動の幅もきっと広がるだろう。

株式会社ドゥモア
URL:http://domore.shop-pro.jp/
URL:https://printm3d.com/
2015/04/02

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