日産、アラウンドビューモニターで海底探査に協力

日産、アラウンドビューモニターで海底探査に協力


アラウンドビューモニター技術を搭載したROV実験機

日産自動車は9日、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)、トピー工業と契約を結び、日産のアラウンドビューモニター技術を、海洋資源調査に応用する技術開発を進めると発表した。

アラウンドビューモニターは、クルマの真上から見ているような視点で周囲の状況を把握し、駐車を容易に行うための自動車運転支援技術で、日産が2007年に世界で初めて販売した。今回、次世代海洋資源調査技術の実施機関であるJAMSTECと、クローラーロボット開発を手がけるトピー工業との間で資源調査用の遠隔操作無人探査機(ROV)を使った海中作業システムを開発するにあたり、日産が技術協力を行うもの。

日産が開発した、立体映像処理機能を備えたアラウンドビューモニター技術と、障害物までの距離を正確に計測するセンサーをROV試験機に搭載することにより、オペレーターはあたかもROV自身を客観視するような映像をモニターでき、海中での作業効率を大幅に改善できるという。

日産自動車
URL:http://www.nissan-global.com/JP/
2015/04/10

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