スマホアプリの14％が利用者に無断で情報送信、総務省が発表

発表資料

総務省は、スマートフォンアプリにおけるプライバシーポリシーの作成・掲載に係る実態調査と、当該アプリがプライバシーポリシー通りに利用者情報を取り扱っているかを検証するための実証実験を実施し、その結果を取りまとめた報告書「スマートフォンプライバシーアウトルックII」を公開した。

同報告書によると、Androidの人気上位100位までのアプリのうち、何らかのプライバシーポリシーの掲載があるものは86％に達したが、個々のアプリ専用のものがあるものは19％にとどまった。

また、申請のあった64のアプリについて解析を行い、プライバシーポリシーの内容との突合を行ったところ、プライバシーポリシーに利用者情報の外部送信に関する記載がないにもかかわらず、利用者情報が外部に送信される不適正なアプリが9つ（約14％）確認された。