IPA、2015年第1四半期の脆弱性登録状況について発表

IPA、2015年第1四半期の脆弱性登録状況について発表


深刻度の割合(Windows Server 2003)

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」への2015年第1四半期の登録状況について発表した。

発表によると、2015年第1四半期にJVN iPedia日本語版へ登録した脆弱性対策情報は53235件だった。また、JVN iPedia英語版への登録件数は累計で1184件となった。

また、2014年4月から2015年3月までの直近の1年間の登録では、Java SE7およびWindows Server 2003に関連する情報が多数公開されている。Java実行環境のJRE 7に関する脆弱性対策情報は計88件公開されており、同期間の深刻度が最も高い「危険」と分類される脆弱性対策情報は43.2%と、深刻度が高い脆弱性対策情報の割合が高かった。

Windows Server 2003に関する脆弱性は同期間内で49件公開されている。深刻度が最も高い「危険」と分類される脆弱性は63.3%を占めており、JVN iPedia全体と比較すると「危険」と分類される脆弱性の割合は2.5倍超に上る。

いずれもサポート終了時期が迫っているソフトウェアであり、同機構はサポートが切れたソフトウェアを継続利用した場合、脆弱性を悪用されてウイルス感染やシステムの乗っ取りなどさまざまな影響を受ける可能性があるとして注意を呼びかけている。

発表資料
URL:http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2015q1.html
2015/04/23

MdN DIのトップぺージ