IPA、GWの写真投稿によるプライバシー漏洩について注意喚起

IPA、GWの写真投稿によるプライバシー漏洩について注意喚起


発表資料

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、ゴールデンウィークの行楽写真を投稿する際に、ブログやSNSに投稿した写真からプライバシーが漏洩する可能性があるとして注意を呼びかける文書を発表した。

発表によると、デジタルカメラで写真を撮影した際に、ExifのGPS情報が付加されたままの写真を投稿すると、そこに写っている内容に関わらず、閲覧者は撮影場所がどこであるのかを知ることが可能となるため、「全世界の不特定多数の人に閲覧される状況にある」という認識を持つ必要があると呼びかけている。

また、投稿内容によっては撮影日時や場所が特定できるため、本人の許可なく写真を公開することで、一緒に写っている人に不都合が生じる可能性があり、内容や状況などによってはプライバシーや肖像権の侵害などといったトラブルに発展する恐れもあると説明。さらに、公共の場所で撮影した場合、背景などにその場所に居合わせた人の様子や絵画、ポスターといった著作物などが写り込むことがあり、内容や状況によってはプライバシーや肖像権、著作権の侵害などのトラブルに発展する可能性もあるという。

同機構はブログやSNSに写真を投稿する前に、「ExifのGPS情報の有無を確認」「一緒に写っている人には事前に投稿への許可を得る」「公開する必要のない写り込みは特定できないように加工をする」といった対処を推奨している。

発表資料
URL:http://www.ipa.go.jp/security/txt/2015/05outline.html
2015/04/28

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