JAXA、ネパール大規模崩落の衛星画像をWebで公開

JAXA、ネパール大規模崩落の衛星画像をWebで公開


山間部被害抽出の結果

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、4月25日(現地時刻)にネパールで発生した地震について、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)搭載のLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)による観測を行い、その結果をWebで公開した。

同機構は4月28日と30日、5月1日の3回にわたって観測結果を公開したほか、米Digital Globeが公開している被災地域の高分解能衛星画像と、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が過去(2011年3月10日)に撮像した画像を比較し、ポカラの北にある高山域において被害状況の抽出を試みて、その結果も5月1日にWebで発表した。

同機構はこれらの画像をすでに国際総合山岳開発センター(ICIMOD)の現地スタッフに提供している。今後も関係機関と協力してネパールの観測を継続し、得られた情報は関係機関に提供するとともに、随時、Webサイトで公開していく予定だ。

「だいち2号」によるネパール地震の観測結果について
URL:http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS-2/img_up/jdis_pal2_npl-eq_20150426.htm
山間部被害抽出の結果
URL:http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS-2/img_up/jdis_dg_npl-eq_20150429.htm
2015/05/03

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