デザインが際立つ、防水iPhone6/iPhone6 Plusケースまとめ

デザインが際立つ、防水iPhone6/iPhone6 Plusケースまとめ

2015年05月14日
TEXT:佐藤勝



ゴールデンウイークが終わり、梅雨をはさんでさらに本格化するレジャーシーズン。アウトドアスポーツやリゾートでも、iPhoneなどのスマートフォンを手放せない人は多いだろう。そんな時、万が一の「水没」に備え、濡れた手や汚れた手でも気兼ねなくスマートフォンを操作できるケースはとても便利だ。今回は、防水性能を備え、デザインの特徴も際立っているiPhone6/iPhone6 Plusケースをまとめてご紹介したい。

本記事で紹介する製品はすべて防水性能をうたっているが、ほとんどが「完全防水」を保証するものではないので、もしもの時の水没や水濡れに対して一定の効果を発揮する、といった認識でいたほうがよさそうだ。もし、水中での使用が前提なのであれば、実際にiPhoneに装着して使用する前に、想定する水深・使用時間でテストを行うことをおすすめしたい。


iPhoneの機能を犠牲にしない!指紋認証も可能な防水ケース



WETSUIT iPhone6 / iPhone6Plus - スペックコンピュータ

ブラック、シルバーに加え、鮮やかなオレンジのカラーもラインアップするスポーティなデザイン。防塵、耐衝撃性能も備えていて、ケースを装着したまま指紋認証機能の「Touch ID」も使用できる。スリープ、ボリュームなどの各ボタンもすべて操作可能で、Lightningコネクタとイヤホンジャックへも、ケースボディに備わるキャップを開くことでアクセスできる。

マイク・スピーカー部分に防水アコースティックメンブレンを使用することで、ケース装着時でも通話の音質低下を軽減できるという。iPhone6用、iPhone6Plus用の両方をラインアップしている。


防水なのに薄型でシンプル、カラーも豊富



OBEX for iPhone6 - SEIDIO

防水性能をうたったiPhoneケースは、どちらかというと重厚で武骨なデザインのものが多いように見えるが、このケースはシンプルで薄型のすっきりとしたデザインだ。カラーも、デザインのシンプルさがいっそう引き立つホワイトのほか、ブラック、イエロー、ピンク、クリアと、防水ケースのなかでは比較的豊富なカラーバリエーションも魅力。「Touch ID」にも対応し、高さ2mからの落下に耐える堅牢性も備える。iPhone6のみ対応。


「いかつい」ミリタリー風デザインを極めた耐水ケース



GII -Type02

こちらは逆に、タフネスケースによくある「いかつい」デザインを突き詰めた製品といえるかもしれない。アルミとシリコンの多重構造による重装甲を施した、ミリタリー風の防水ケースだ。液晶部分には強化ガラスを装備している。カラーはシルバー、ブラック、ブルーなど。


ゴールドもラインナップする、近未来的なデザイン



POWERFUL for iPhone6 - LOVE MEI

近未来の入力デバイスを想起させるデザインで、SFの世界観をかもし出す「ゴールド」のカラーもラインアップ。トラス構造のシリコン製シャーシとアルミ製のアウターシェルを組み合わせ、耐衝撃性も備えている。液晶部分は硬質ガラスフィルム。「ブラック」は、イヤホンジャック部分だけが赤色のワンポイントカラーになっている。デザインの個性で主張できそうな製品だ。iPhone6 Plus用もラインアップする。


堅牢・防水性能に加え、ガラスレンズでなめらかなタッチ感覚



TAKTIK 360 - LUNATIK

耐衝撃、耐落下に対する厳しい基準をクリアしつつ耐水性能を強化したケース。1点をひっかけるだけで簡単に装着でき、ボディを圧縮してiPhoneを密閉するというユニークな仕組みが特徴。液晶部分にはCorning Gorillaガラスを採用していて、タッチスクリーンのなめらかな感触を再現。「Touch ID」も使用可能だ。カラーはブラック、ホワイトの2色で、iPhone6用のみのラインアップ。


堅牢防水ケースとしては珍しい、パステルカラーもラインアップ



nuud for iPhone6 - LIFEPROOF

ブラック、ホワイトに加え、防水ケースとしてはレア(?)ともいえる、パステル調のピンクやグリーンのカラーもラインアップする。スクリーンにカバーのないタイプで、防水でありながら、iPhoneそのままのスクリーンにタッチできるという。カメラレンズ部分にも反射防止の光学ガラスレンズを使用しているというこだわりよう。iPhone6 Plus用もラインアップする。


簡単着脱でストラップ対応が強み。ビニールケースタイプ



スマートフォン用防水ケース OWL-MAWP03 - オウルテック

ビニールケースタイプは、iPhoneとの一体感や手に握った時のホールド感は薄れるものの、簡単に着脱できて、しっかり防水でき、比較的低価格なモデルが多いので、防水ケースのなかでもかなり気軽に導入できると思う。ストラップも付属するので、海やプールなどのレジャーシーンにも良さそうだ。この製品は160x81x25mm以内のサイズのデバイスに対応する汎用モデルなので、iPhone6/iPhone6 Plusのほかにも、収納可能サイズに収まるモデルであれば、Androidスマートフォンにも使用できる。カラーはブラック・ホワイト・ピンク・ブルー・グリーンの5色展開。


弁当箱のような可愛いデザイン。実は身近なあのブランドです



スマートフォン用防水ケース MJ-WPC1 - 無印良品

まるでプラスチックの弁当箱のような、ちょっと懐かしく可愛い雰囲気の防水ケース。おなじみの「無印良品」の製品だ。ボトムケースが透明でカメラ撮影も可能、iPhone6をはじめ137×71×12.5mm以内のスマートフォンに対応する汎用モデルだ。ストラップ穴も備えている。価格もリーズナブルで、意外に身近なところで売られているが、使い勝手が良さそうな製品。


自分は「ケースつけない派」が防水を求めるならこれ



防水加工サービス - modecrew

iPhone本来の美しいデザインを大切にし、ケースやプロテクターなどを一切つけたくない、というユーザーも少なくないと思う。そんな「ケースつけない派」にとっての防水対策がこちら。ケースやメカニカルシールなどを使用せず、端末内外にナノレベルの被膜を形成させ、予期せぬ水没・水濡れからiPhoneを保護するという。価格も、6インチまでのスマホであれば税込6,980円〜と、高級ケースと変わらない価格帯。iPhone6/6 plusにも対応している。現在、名古屋と横浜の2拠点で加工を行っている。別途費用が必要だが、万が一のトラブルをカバーする保証プランも。


シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ屋上にあるプール。思わず写真を撮りたくなるが、スマホ水没の危険とも隣り合わせだ

筆者は先日のゴールデンウイークにシンガポールを訪れ、世界一高いところにある「マリーナ・ベイ・サンズ」の屋上プールを楽しんだ。多くの観光客がスマートフォンをプールに持ち込んで撮っていたので、自分もプールからの景色をぜひ撮りたいと思い、iPhone6を持って水に入ったが、「万が一、手を滑らせて落としたらどうしよう?」「落とさないまでも、水しぶきがかかったら、iPhoneが壊れないか…」と、かなりの緊張を強いられた。防水ケースを装着してワイワイとはしゃいで写真を撮るほかの観光客がうらやましく思え、「買っときゃよかった…」と思ったものだ。

もちろん、プールや海水浴といったリゾート以外でも、キャンプやBBQ、汗を流すスポーツから、トイレの中のちょっとした「スマホタイム」まで、いまやスマートォンはつねに「水没」の危険と隣り合わせだ。

今回、防水iPhoneケースを色々調べてみて感じたが、現状では防水ケースのデザインのバリエーションは、防水でないケースと比べると(技術的な問題もあると思うが)さほど多くない。今後さらに多彩なデザインの防水ケースがリリースされれば、より多くのユーザーの需要に応えられるに違いない。

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