富士通とインテル、IoTプラットフォーム連携で実証実験

富士通とインテル、IoTプラットフォーム連携で実証実験


島根富士通での実証実験イメージ

富士通株式会社とインテルコーポレーションは、株式会社富士通研究所の分散サービス基盤技術と、インテルIoTゲートウェイによる包括的なIoTソリューションの構築に向けて連携することに合意した。

両社は、富士通の技術とインテルIoTプラットフォームとを連携させることにより、より最適なシステム環境の構築を目指しており、まずは製造、流通、公共の3分野を中心とした展開を目指すと説明している。そのための実証実験(PoB)として、株式会社島根富士通にて、工場の可視化に向けた取り組みを5月より開始した。

島根富士通では、製品出荷後のフィールド情報や「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE」などのセンサーから取得したデータと、製造工程の各種ログとの相関関係を分析することによってコスト削減を目指している。実証実験では、リペアが必要となった製品の位置情報や滞留時間などリペアの進捗をリアルタイムに把握することで、出荷までに発生する付帯作業の工数改善につなげる。

今後は、試験工程における作業員や機器の動画像解析や、試験ログとの相関分析などを行うことにより、完成品の出荷率をさらに向上し、間接コストのさらなる削減を実現する。将来的には、可視化の範囲を工場間などサプライチェーン全体に広げていくことを目指す方針だ。

発表資料
URL:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/05/13.html
2015/05/14

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