ランサムウエア感染に注意を―JPCERT/CCが呼びかけ

ランサムウエア感染に注意を―JPCERT/CCが呼びかけ



一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、マルウエアのひとつであるランサムウエアに感染してしまい、PCなど各種端末内のファイルが暗号化され、復号のために金銭などが要求される被害を多数確認したとして注意を呼びかけている。

ランサムウエアによる攻撃は、攻撃者がWebサイトのコンテンツを改ざんし、閲覧者を攻撃用ツールキットを設置したWebサイトへと誘導することを試みる。誘導サイトではOSのほかAdobe Flash PlayerやJavaなど各種ソフトウエアの脆弱性を用いた攻撃が行われ、閲覧者の端末に脆弱性が存在した場合に感染するという仕組みだ。JPCERT/CCは実際にAdobe Flash PlayerやWindowsの脆弱性が攻撃に使われていることを確認したという。

JPCERT/CCは対策として、OSやソフトウエアを最新版へ更新するほか、バックアップデータを定期的に取得することを推奨している。

発表資料
URL:https://www.jpcert.or.jp/at/2015/at150015.html
2015/05/27

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