ソフトバンクロボティクス株式会社とソフトバンクモバイル株式会社は、パーソナルロボット「Pepper」を、6月20日に発売すると発表した。

6月の販売数は1000台で、6月20日午前10時にWebサイトにて申し込み受付を開始する。また、先行販売として、6月19日にソフトバンク東京駅グランルーフフロントにて限定30台の抽選販売も行う。いずれも商品の出荷は7月以降となる。

Pepperは今回の販売開始にあわせて、人の感情を認識するだけでなく、cocoro SB株式会社が開発したロボット自らの感情を擬似的に生成する感情機能を搭載する。同機能は、人間が五感から受け取る外部刺激に対してホルモンを分泌して感情を形成する仕組みをモデル化したもので、Pepperが搭載している感情認識機能に加えて、カメラやタッチセンサー、加速度センサーなどの各種センサーから得た情報を「内分泌型多層ニューラルネットワーク」で処理することで自らの感情を生成する。

同機能により、人の表情や言葉、周囲の状況などからPepperの感情が変化し、言葉や行動が変わるようになる。たとえば知っている人がいると安心したり、褒められると喜んだり、周囲が暗くなると不安になったりして、そのときの感情によって声のトーンが上がったり、ため息をついたりするなど言動が変化する。感情は胸のディスプレイに表示されるグラフィックの色や動きに表れて、詳細な感情の移り変わりを見られるロボアプリ「感情マップ」も提供する。

Pepperの発売に合わせて、あらかじめ搭載されている「ベーシックアプリ」とアプリストアからダウンロードできるアプリ合計約200本のロボアプリを用意する。ロボアプリには、Pepperと会話をしたり触れ合ったりすることで得られる「ココログミ」を使うことで入手できる特別なアプリも用意している。

同社はPepperの法人向けモデルとして、専用アプリやサポートが付く「Pepper for Biz」も今秋に発売する予定だ。

ソフトバンクロボティクス株式会社／ソフトバンクモバイル株式会社
価格：198000円（税抜）
URL:http://www.softbank.jp/robot/special/pepper/
2015/06/18