デザイン知識不要、手軽にアートな文字列が作成できる「Type to Design」を試してみた

デザイン知識不要、手軽にアートな文字列が作成できる「Type to Design」を試してみた

2015年6月23日
TEXT:佐藤勝



ブラウザ上で英数字をタイプすると、アート作品のような文字列が生成されるWebサイト「Type to Design」は、誰でも簡単に作品を生成してダウンロードできる。それぞれの文字はクリエイターによる作品なので、商用利用はNGだが、個人として楽しむ方法はたくさんありそうだ。ここでは、基本的な使い方や活用方法などをご紹介しよう。

Type to Designは、ブラウザ上でアルファベットや数字を入力すると、Instagramで公開されているタイポグラフィ作品から該当するアルファベットの作品がランダムに抽出され、文字列として表示されるWebアプリケーションだ。作品は、デザイナー、イラストレーター、グラフィックアーティストたちが1日に1個の書体を作成・公開するプロジェクト「36 Days of Type」の作品で、Instagram上では「#36daysoftype」のハッシュタグがついている。





使い方はとても簡単。キーボードで文字を入力すると、即座にアートな文字が現れる。改行やスペースにも対応している。



それぞれの文字の作者名もチェックできる。文字にマウスオンすると、画面右下に作者名が表示され、作品アイコンをクリックすると、Instagramの作品ページが開く。



同じ文字でも、デザインのバリエーションはかなり多い。「この文字はほかの作品にしたいな…」と思ったら、その文字をクリックすると、ランダムにほかの作品に入れ替わる。好みの作品が出てくるまでクリックし続けてもよい。



文字が判別しやすい作品で揃えたほうが、ロゴっぽい文字列になるようだ。また、文字列の左端と右端を雰囲気の近い作品にすることで、全体が引き締まるように思える。



自分好みの文字列ができたら、右下のダウンロードアイコンをクリック。即座にPDFファイルとしてダウンロードできる。



完成した作品をグッズなどにして販売するといった商用利用は、もちろんNGだ。個人として楽しむなら、まず思いつくのがPCやMacの壁紙だろう。



縦長の画像ファイルに加工して、スマートフォン壁紙として使ってもおもしろそう。ほかにも、ステッカーにして自分のノートPCなどに貼り付けたりと、手軽に個性を主張できるアイテムとして利用できそうだ。

Type to Designを試していると、個性の際立ったタイポグラフィ作品がランダムに集まる偶然性がとても楽しい。作品と作品の組み合わせをあれこれ考えながらクリックしていると、時間を忘れてしまいそうだ。興味がわいてきたら、Instagramにアップされている「#36daysoftype」の作品もチェックしてもらいたい。

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