シャープ、非接触で生体情報を検知できるマイクロ波センサーモジュールを開発

シャープ、非接触で生体情報を検知できるマイクロ波センサーモジュールを開発


DC6M4JN3000

シャープ株式会社は、人や動物などの心拍・呼吸・体動などの生体情報を、非接触で検知できるマイクロ波センサーモジュール「DC6M4JN3000」を開発し、セットメーカーに向けて7月末に発売すると発表した。

同センサーは、人や動物に対してマイクロ波を照射し、心臓や肺の動きによって振動する体の表面から反射するマイクロ波の変化から、心拍や呼吸数など生体情報を検知する。同社が保有する衛星放送用のアンテナ技術に加えて、独自の信号処理回路や生体情報を検出するアルゴリズムによって実現している。

同センサーを利用することにより、人や動物から約3m離れた場所に本機を設置した場合、心拍数を10%の誤差で測定することが可能となる。さらに、マイクロ波の特性を利用して、マットレスやドア・壁など障害物越しの検知にも対応する。就寝中や浴室、トイレなどでも生体情報の把握が可能となるため、介護・見守り分野でのサービス向上が期待できる。

なお、同センサーのサンプル価格は1万8000円(税別)で、2015年7月末より提供を開始する予定。月産1000台規模を計画しているという。

発表資料
URL:http://www.sharp.co.jp/corporate/news/150625-a.html
2015/06/29

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