今日のGoogleロゴは円谷英二生誕114周年

今日のGoogleロゴは円谷英二生誕114周年


円谷英二生誕114周年を記念したGoogleロゴ

Googleは、2015年7月7日のロゴを日本の特撮映画監督、円谷英二生誕114周年を記念したデザインに変更した。ロゴの再生ボタンをクリックすると、当時の特撮技術をモチーフにしたミニゲームがスタートする。ミニゲームは「のりを付けろ!」「着ぐるみをかぶせろ!」「輪っかを引け!」「スポットライトを当てろ!」「戦車をふみつぶせ!」「同じ色の導火線をつなげろ!」「コンテナをたたけ!」「宇宙船をはらいおとせ!」「同じ色のワイヤーをつなげろ!」「戦闘シーンにカメラを向けろ!」の10種類で、クリアの可否にあわせて最後に流れるアニメーションが変化する。

円谷英二は1901年、福島県生まれ。本名は円谷英一。幼少の頃は飛行士になることを目標とし、1916年に日本飛行学校に入学するも同校は翌年に閉校となり、退学。玩具会社へ入社する。そして1919年に花見の席で枝正義郎と知り合い、映画会社である天然色活動写真日暮里撮影所へ入社することになる。翌年には会社合併により国活巣鴨撮影所へ入社。映画製作に関するさまざまな仕事に携わったのち、1925年に「延命院の傴僂男」で撮影技師としてデビューをはたす。1923年に発生した関東大震災後は京都に移り、1928年には松竹京都下加茂撮影所に入社。この頃より日本ではまだ珍しかったフェードイン・フェードアウトといった撮影技法やミニチュアセット、グラスワークなどなど特殊撮影に通じる技術を磨いていった。1932年には日活太秦撮影所に移籍し、1934年にはJOトーキー(東宝の前身)に撮影技術研究主任として迎えられる。1937年には東宝東京撮影所に移籍。1940年にミニチュア撮影を活用した映画「海軍爆撃隊」や「燃ゆる大空」などが評判となり、日本カメラマン教会特殊技術賞を受賞した。

1941年、太平洋戦争がはじまると、軍人教育用の教材映画や戦意高揚目的の戦争映画などを製作するも、終戦後の1948年に公職追放となり、東宝を退職。その後1952年に公職追放解除を受け、復職するまでフリーで活躍をつづけた。そして1954年、著名な怪獣映画「ゴジラ」を発表し、観客動員数961万人という空前の大ヒットとなる。同作により円谷英二は、第8回日本映画技術賞を受賞している。その後1963年に円谷特技研究所を設立。1966年に特撮番組「ウルトラQ」を放送し、こちらも大ヒットとなった。さらに同年、第二弾として「ウルトラマン」の放映を開始。その後も「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」などウルトラシリーズは続いており、2013年には「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」としてギネス認定されている。

なお、横須賀美術館ではウルトラQからウルトラマン80までのウルトラシリーズ8作品を取り上げ、実際の撮影に使われて小道具などの資料を展示する企画展「ウルトラマン創世紀展 ―ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ―」を開催している。期間は8月30日まで。

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2015/07/07

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