徳島県・Amazon・ヤマト運輸が連携、「災害発生時における物資輸送に関する協定」を締結

徳島県・Amazon・ヤマト運輸が連携、「災害発生時における物資輸送に関する協定」を締結


発表資料

徳島県とアマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社、ヤマト運輸株式会社は、「災害発生時における物資輸送に関する協定」を締結した。

同協定は、大規模災害発生時に、被災者と全国の支援者をつなぐ新たな支援スキームを構築し、被災者が必要とする物資を必要な量だけを迅速に届けるための取り組みで、そのための物資輸送モデルを構築し、行政による公的な支援物資だけでは行き届かない被災者のニーズにきめ細やかに応える支援体制を整備する。

徳島県とAmazonは、2014年9月に「災害発生時における支援に関する協定」を締結し、県内約1200カ所の避難所に、Amazonの顧客が被災者の必要とする物資を必要な量だけ支援できる「ほしい物リスト」サービスの仕組みを導入した。

今回の協定により、Amazonの「ほしい物リスト」に登録された被災者の必要とする物資を、全国のAmazonの顧客が支援物資として購入し、ヤマト運輸は徳島県の要請により、Amazonの物流センターから出荷される支援物資を、徳島県内の支援物資集積所や各避難所へ届ける物資輸送モデルを構築する。

徳島県は、災害発生時にヤマト運輸へ「緊急通行車両確認標章」を速やかに発行するとともに、「徳島県災害時情報共有システム」内の道路状況など物資輸送に必要となる情報を提供する。Amazonは全国9カ所の物流センターに特別仕分け場を設置し、支援物資を迅速に出荷する。

ヤマト運輸は、津波などの被害を受けにくい県内および香川県の施設を代替の物流ターミナルとして使用する。また、全国から徳島県へ向けて輸送される支援物資を混乱が想定される四国内へ効率よく輸送するため、一旦、関西および中国地方の物流ターミナルを経由して輸送するなど、迅速に避難所へ届ける。

3者は今後、引き続き連携を強化して、災害状況に応じた最適な物資輸送モデルの構築を目指すと説明している。また、構築する物資輸送モデルを活かして、南海トラフ巨大地震などの大規模災害発生に備えるとともに、地域の防災対策の強化にも取り組む方針だ。

発表資料
URL:http://www.amazon.co.jp/gp/press/pr/20150707/ref=amb_link_72607249_1
2015/07/08

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