価格は安いがテンションはやたら高くなる!スマホVRゴーグルまとめ

価格は安いがテンションはやたら高くなる!スマホVRゴーグルまとめ



2015年07月15日
TEXT:佐藤 勝

いまゲームだけでなく、さまざまな業界のコンテンツ表現として注目を集めているVRゴーグルですが、代表的なOculus Rift(オキュラス リフト)などの専用機はまだまだ高価なアイテムです。一方、スマートフォンと組み合わせることで、安価で手軽に楽しめるVRゴーグルも続々登場しています。そこで、現在日本で入手できるスマホVRゴーグルについてまとめてみました。

各製品のサイトをチェックするだけでも思わず楽しくなるので、その使い方やそれぞれの特徴を比較してみてください。

ハコスコ



見ての通りダンボール製だが、価格は1000円〜と、かなり手軽にVRを楽しめる製品。ダンボール製のビューワーにiPhoneやAndroidスマートフォンをセットしてコンテンツを再生するだけでVRを体験できる。ベーシックな一眼モデルのほか、さらに立体感のある映像が楽しめる二眼モデルや、プラスチック製の二眼モデルもラインアップしている。公式アプリやWebサイトなどでたくさんのコンテンツを見られるのも魅力だ。

また、ダンボール表面にオリジナルプリントを施して大量注文をしたり、独自のVR映像とあわせてプロモーションに活用するなど、企業がさまざまな形で利用できるのも大きな特徴だ。


「ハコマンション VR」

実例としては、ハコスコのゴーグルをそのまんま利用し、専用アプリでVRを楽しめる「Google Cardboard」や、分譲マンションのモデルルームをバーチャル空間に用意し、自宅に居ながらにして内見ができる「ハコマンションVR」などをはじめ、さまざまな採用事例がある。

Lukula's(ルクラス)



ハコスコの圧倒的低価格には敵わないが、それでも1620円(Amazonストア価格)と、比較的安価に手に入る、二眼タイプのVRゴーグル。各ストアで入手可能なVRアプリやインターネット動画が利用できる。ボディはダンボール製だが、表面にブラックのコーティングが施されていて、皮膚の油染みや汚れなども簡単に拭き取ることが可能。

対応機種は、AndroidスマートフォンとiPhone(5、5c、5s、6)。閲覧可能な映像はside by side形式の3D動画で、Youtubeなどの動画サイトや各ストアのアプリが利用できる(詳細は公式サイトへ)。

ボッツニュー



耐久力のある樹脂製のボディで、メガネをしたままでも視聴可能なタイプ。4~6インチサイズのスマートフォンに対応する。富士急ハイランドのアトラクションやプラネタリウム、スカイダイビング、D1グランプリの迫力映像など、同製品の専用アプリでしか見られない、豊富なオリジナルコンテンツが強み。ハイクオリティな360度3D映像に、文字通り「没入」できる。価格は2,980円。

スマホDEヴァーチャル3Dゴーグル



さまざまなアプリやインターネットの動画コンテンツに対応した汎用型VRゴーグル。iPhone6 plusにも対応し、大画面でVR映像を体感できるのが特徴。頭部に本体を固定できるバンドもついているほか、なんとレンズのビント調整も可能。自分の視力に最適化できるようになっているので、より明瞭な映像を楽しめる可能性が高まるだろう。価格は3,980円。

タオバイザー



クラウドファンディングによって製品化されたスマホVRゴーグル。メガネをかけたままでも視聴でき、左右の目の間隔を調整できる機構も。コンテンツはインターネット動画や各種アプリを利用することになるが、購入してすぐに楽しめるよう、サンプルコンテンツも提供している。

スマホを装着して使用するゴーグルの場合、いったん装着するとタッチパネルに触れるのが困難なケースが少なくないが、同製品はオリジナルアプリでこの問題を解決している。スマートフォンで専用アプリを起動した状態で製品に取り付け頭部に装着。その状態で頭を左右に動かすと、メニューアイコンを選択して機能を実行できる。

対応サイズは長さ143mm x 厚さ7mm(推奨端末はNexus5)。Amazonでの販売も始まったが、現在のところ品切れ中のようだ。


●まとめこうして見てみると、スマホを使って手軽に体験できるVRゴーグル(と、アプリやコンテンツなどのサービス)は、メーカーの考え方やこだわるポイントがそれぞれ違っていて、とても興味深い。それでも全体的に言えるのは、やたらとテンションの高い画像やキャッチフレーズが多く、VRの楽しさを伝えたいという熱意にあふれている点だ。各製品のサイトをチェックするだけでも、思わずクスっとしてしまう瞬間があって、楽しめるだろう。

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