ケーブル不要!スマホやノートPCにつながるワイヤレスストレージ/カードリーダーまとめ

ケーブル不要!スマホやノートPCにつながるワイヤレスストレージ/カードリーダーまとめ

2015年8月21日
TEXT:編集部


PQI Air Drive

iPhone/iPadやAndroidスマートフォン/タブレット、そしてMacBookをはじめとしたSSD搭載ノートPCなど、ストレージを容易に拡張できない機器が増えているが、このような機器を利用するにあたって手軽にストレージ容量を拡張できるのが、無線LAN接続できるワイヤレスストレージ/カードリーダーだ。今回はこのような機器のなかからおもな製品を紹介する。

スマートデバイスやPCからWi-Fiで無線接続し、内蔵ストレージやSDカードなどのデータを共有できるワイヤレスストレージ/カードリーダーは、その用途によってじつに色々なバリエーションがある。たとえばストレージの種類についても、内蔵HDDなのかフラッシュメモリなのか、それともストレージを搭載していないカードリーダーのみの製品なのか、USBポートにUSBメモリやUSB HDDを接続して使うものなのか、といった違いがある。なお、本体にフラッシュメモリやHDDなどのストレージを内蔵しておらず、カードリーダーやUSBポートしかもたない製品でも、製品名として「ワイヤレスストレージ」という言葉を使っているものもあるので注意が必要だ。

さらに、HDDとカードリーダーを組み合わせた製品や、フラッシュメモリとカードリーダーを組み合わせた製品など、複数のメディアを組み合わせたものもある。

また、本体にバッテリーを搭載しているかどうかという点も重要だ。バッテリーを搭載している製品ならば、電源を入れっぱなしでカバンの中にでも入れておけば、スマートフォンやPCからいつでもアクセスできるし、モバイルバッテリー代わりに使うこともできる。なお、バッテリー非搭載の製品は、USBで駆動するものが多く、モバイルバッテリーやUSB充電器と組み合わせて使う必要があるが、そのぶんコンパクトに持ち運べるというメリットもある。

このほか、ワイヤレス接続だけでなく、有線でのUSB接続も可能かどうか、もし可能であればUSB3.0に対応しているか、無線LANはIEEE802.11acに対応しているか、無線LANのリピータ機能(ワイヤレスストレージにアクセスしながら同時にインターネット接続も行える機能)は搭載されているか、カードリーダーに挿せる最大容量は何GBなのか、同時に接続できる機器は何台までなのか、無線LANではどのようなセキュリティをサポートしているか、USBストレージは何GBまで利用可能か、といったさまざまな要素がある。

カードリーダーについては、本体内にカードを完全に収納できるようにした製品なのか、それともスロットに挿したときに一部がはみ出してしまうかどうかもチェックしておこう。後者より前者のほうが携帯には適しているが、メモリカードをひんぱんに抜き差しするならば後者のほうが使いやすい。

もちろん、モバイル用途で使う場合は、製品のサイズや重さ、バッテリー持続時間などもチェックしておくことをお忘れなく。とくに一日中、電源を入れっぱなしの状態でカバンの中に入れておくといった使い方をする場合は、バッテリー容量が大きめのものを選ぼう。これらのさまざまな要素のなかから自分に必要な機能や装備を検討し、最適な製品を選んでほしい。

■PQI Air Drive (PQI)
URL:http://jp.pqigroup.com/prod_in.aspx?mnuid=1296&modid=145&prodid=405

最大5台までの機器を接続可能なワイヤレスカードリーダー。最大32GBのSD/SDHCカードを利用することが可能で、無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。USB2.0の有線接続も行える。サイズは85×54×8mm、重量は約55g。


PQI Air Drive

■StoreJet Cloud(Transcend)
URL:http://jp.transcend-info.com/Products/No-365

最大5台までのデバイスからアクセス可能なワイヤレスストレージで、ストレージ(SSD)容量は64GBまたは128GBから選択可能。バッテリー持続時間は動画や音声を連続再生した場合は最大6時間、アイドリングで8時間。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。サイズは99×54×16.5mm、重量は90g。


StoreJet Cloud

■ポケドラ(アイ・オー・データ機器)
URL:http://www.iodata.jp/product/smartphone/goods/wfs-sr02/

最大32GBのSD/SDHCカードを利用できるワイヤレスカードリーダー。USBポートにUSBメモリを挿すことでストレージとして使うこともできる。バッテリー容量は5000mAhで、モバイルバッテリーとしても利用可能。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。サイズは60×81×22mm、重量は約125g。


ポケドラ

■AirStash(日立マクセル)
URL:http://navi.maxell.co.jp/pick_up/airstash/airstash.html

最大8台の機器が同時アクセス可能なワイヤレスカードリーダー。最大32GBのSD/SDHCカードを利用可能で、無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。バッテリー持続時間は約7時間。サイズは33.2×13×92.5mm、重量は約41g。


AirStash

■TAXAN MeoBank SD(加賀ハイテック)
URL:https://www.meopad.com/products/MeoBankSDHS.html

従来モデルに比べて高速CPUを搭載し、データ転送効率を改善したワイヤレスカードリーダー。最大128GBのSD/SDHC/SDXCカードを利用可能で、無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。バッテリー容量は2000mAh、持続時間は約4時間(動画連続再生時)。サイズは66×110×14.5mm、重量は101g。


TAXAN MeoBank SD

■デジ蔵 ShAirDisk(プリンストン)
URL:http://www.princeton.co.jp/product/ptwwms1.html

USBポートにUSBメモリやUSB HDDを接続し、スマートデバイスやPCからアクセスしてデータを共有できるワイヤレスストレージ。USB接続のカードリーダーを接続することにより、SD/SDHC/SDXCカードをストレージとして使うこともできる。アクセス可能な端末は最大5台。有線LANポートも搭載しており、ホテルなどの有線LANに接続してアクセスポイントとして使うこともできる。また、無線リピーター機能も搭載しており、外部メディアのデータを使用中でも他端末がインターネットに接続することができる。バッテリーは非搭載で、USB給電で使用する。51×56×18mm、重量は約30g。


デジ蔵 ShAirDisk

■My Passport Wireless(Western Digital)
URL:http://www.wdc.com/jp/products/products.aspx?id=1330

HDDを内蔵したワイヤレスストレージで、容量は500GB/1TB/2TBから選択可能。PCとのUSB3.0接続にも対応している。最大8台のデバイスからの同時接続が可能。バッテリー持続時間は最大6時間(動画再生時)、スタンバイは最大20時間。インターネット対応テレビやゲーム機器などのDLNA/UPnP対応端末に動画や写真をストリーミングすることができる。サイズは86×127×21.8mm。


My Passport Wireless

■Connect Wireless Stick(SanDisk)
URL:http://www.sandisk.com/products/wireless/flash-stick/

フラッシュメモリを内蔵したワイヤレスストレージで、容量は128GB/64GB/32GB/16GBから選択可能。USBコネクタを備えており、USB2.0でPCと接続できる。無線LANはIEEE 802.11nに対応。サイズは77×19×11mm、重量は21.76g。


Connect Wireless Stick

■HDW-PDU3シリーズ(バッファロー)
URL:http://buffalo.jp/products/catalog/storage/hdw-pdu3/

USB3.0接続可能な外付けHDDで、IEEE 802.11b/g/nに対応しており、無線LANでPCやスマートフォンなどからアクセスできる。最大8台の機器から同時に接続可能。サイズは84×145×18mm、重量は約265g。


HDW-PDU3シリーズ

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