2015年8月22日（土）に、富山市立図書館本館などが入居する複合施設「TOYAMAキラリ」内にて「富山市ガラス美術館」が開館する。“ガラスの街とやま”を目指した富山市による街づくりの集大成としてのオープン。国内外の現代ガラス美術作品を中心に展示する美術館となり、文化芸術の拠点としてだけでなく、街中の新たな魅力を創出する役割を担う。

本美術館は、建築家の隈研吾氏が建物の設計を手掛け、御影石/ガラス/アルミといった異なる素材を組み合わせて立山連峰を彷彿とさせる外観が実現された。内部には、富山県産材のルーバー（羽板）を活用。温もりのある開放的な空間に仕上げられている。休館日は第1および第3水曜日と年末年始（企画展はそれぞれ閉場日が異なる場合あり）、開館時間は9:30〜18:00（金曜と土曜は20:00まで）で、常設展の観覧料は一般・大学生200円/高校生以下無料（企画展はそれぞれ観覧料が異なる）。オープン初日の8月22日（土）には、14:00から一般公開が開始される。

本美術館には、富山市所蔵の約30点の現代ガラス美術作品を展示するコレクション展をはじめ、展示室の壁面や図書館内に富山ゆかりの作家の作品およそ50点を展示する「グラス・アート・パサージュ」があり、6F「グラス・アート・ガーデン」ではデイル・チフーリ氏の工房が制作したインスタレーション作品を展示。企画展では1950年代以降の現代ガラスを中心に、さまざまな美術表現が紹介される。開館記念展となる企画展は「アイ・ガット・グラス！アイ・ガット・ライフ！情熱の現代ガラス芸術」で、会期は2015年8月22日（土）〜11月8日（日）。閉場日は毎週水曜で、観覧料は一般1000円/大学生800円/高校生以下無料となる。そのほか、8月22日（土）〜9月29日（火）に特別展として、隈研吾「TOYAMAキラリができるまで」展も実施。こちらは観覧無料で、9月2日（水）および9月16日（水）が閉場日となっている。

■期間：
2015年8月22日（土）～

■開催場所：
富山市ガラス美術館
富山県西町5-1

■問い合わせ先：
富山市ガラス美術館
tel. 076-461-3100
url. http://www.toyama-glass-art-museum.jp