株式会社マーベラスと日本アイ・ビー・エム株式会社は、マーベラスが開発を進めるオンラインゲームの新タイトルのインフラとしてIBMのクラウドサービス「SoftLayer」を採用し、日本IBMの技術協力により実証実験を開始したと発表した。

同実証実験を行うオンラインゲームのインフラは、IBMの「SoftLayer東京データセンター」を利用し、即時対応が求められるゲーム開発において効率的な開発環境を構築することを目的としている。SoftLayer上でネットワークエンジン「Photon Server」を採用することで、「リアルタイム」「マルチプレイヤー」「マッチメイキング」などに対応したオンラインゲームの開発がより柔軟なサーバー構成で可能となる。

マーベラスは、IBMが保有するベアメタル・サーバーや仮想サーバー、ストレージ、ネットワークなどSoftLayerのクラウド基盤の全サービスを享受し、「SoftLayer＋Photon」のサーバーインフラにより安定した高パフォーマンスのインフラ構築に取り組む。

また、世界20カ所以上あるIBMのデータセンターをグローバルなネットワークで利用可能で、オンラインゲームの海外展開においても柔軟に迅速に対応することが可能となる。マーベラスは同実証実験をもとに、2016年にリリース予定のタイトルで本格的に「SoftLayer」のインフラを利用したオンラインゲームの運用を開始する予定だ。

発表資料
URL:http://pdf.irpocket.com/C7844/ZSDY/deVb/KHHT.pdf
2015/08/24