2015年9月10日（木）から9月16日（水）まで、株式会社アイデムが運営するアイデムフォトギャラリー[シリウス]で、笹崎正明 ピンホール写真展「記憶の断片」が開催される。入場無料、日曜休館で、開館時間は10:00〜18:00（最終日は15:00まで）。宮城県/山形県/東京都などのロケーションにて、笹崎氏が自作のピンホールカメラで撮影したモノクロ40点の作品が展示される。

笹崎正明氏は、1941年満州国鞍山市（中華人民共和国）生まれで、宮城県の田舎で育ち、1996年より趣味として写真を始めた。1999年の「日本の自然」をはじめ、2003年に第28回「視点」、2004年に第29回「JPS展」、2005年に第33回「APA展」、2011年に第36回「JPS展」に入選。2000年/2002年/2004年/2008年/2009年/2011年/2013年と、精力的に個展も開催している。

笹崎氏の小学校時代は終戦後の荒んだ時代。同氏は、見渡す限りを山/川/田畑に囲まれた環境で、朝早くから夕方遅くまで泥まみれになりながら駆け回って遊んだという。中学生の頃には、学校から帰るとすぐ風呂焚きや牛馬への草刈などの仕事をするのが日課。卒業後は仙台に進学し、その後に町での生活をするようになって現在に至る。本展での作品は、その時代の生活や環境などの空気を断片的に感じさせるもの。現在では過去そのままの佇まいや光景を見ることはほとんどないが、笹崎氏は当時の生活/風習/情景など“自分の人生”を思い出しながら5年ほどをかけて撮影を行っている。

■期間：
2015年9月10日（木）〜9月16日（水）

■開催場所：
アイデムフォトギャラリー[シリウス]
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F

■問い合わせ先：
アイデムフォトギャラリー[シリウス]
tel. 03-3350-1211
url. http://www.photo-sirius.net/