富士通研究所、サーバー間の光通信を2倍に長距離化する光送信器技術を発表
富士通研究所、サーバー間の光通信を2倍に長距離化する光送信器技術を発表
中継光導波路によりモード分散を低減
株式会社富士通研究所は、既存の光ファイバーを利用して、サーバー間光通信を従来の2倍となる200mに長距離化する技術を開発したと発表した。
同技術は、レンズから光ファイバーまで光を中継して伝える中継光導波路を挿入することにより、既存のマルチモードファイバーを用いて、モード分散を低減させる技術。これにより、光通信の距離が従来の2倍に拡大するため、最大で従来比4倍程度のサーバー接続が可能となる。
現在、データセンターの課題としてフロア拡張などのニーズから、フロア面積を拡大してサーバーを配置するために、各サーバーを接続する光通信路の長距離化が課題となっている。今回の技術を利用することにより、光通信の距離を拡大させることが可能となり、大型データセンターにおけるサーバーの分散処理能力を向上させることができる。
同社は同技術を実装した光トランシーバーの小型化を進めて、2017年度の実用化を目指すと説明している。
現在、データセンターの課題としてフロア拡張などのニーズから、フロア面積を拡大してサーバーを配置するために、各サーバーを接続する光通信路の長距離化が課題となっている。今回の技術を利用することにより、光通信の距離を拡大させることが可能となり、大型データセンターにおけるサーバーの分散処理能力を向上させることができる。
同社は同技術を実装した光トランシーバーの小型化を進めて、2017年度の実用化を目指すと説明している。