メガネスーパー、メガネ型ウェアラブル端末のプロトタイプを12月に発表

メガネスーパー、メガネ型ウェアラブル端末のプロトタイプを12月に発表


メガネ型ウェアラブル端末の商品プロトタイプのモデルイメージ

株式会社メガネスーパーは、株式会社ザクティから技術面での監修を受けて、メガネ型ウェアラブル端末の商品企画化を進行中であると発表した。商品プロトタイプの実機は2015年12月末に発表する。

同社は同プロジェクトの初期の段階において、一般生活者による活用を想定したBtoC領域を主軸に検討を進めて、2015年夏の商品プロトタイプ発表を予定していたが、検討を重ねるうちに、早期の段階ではBtoB領域での事業機会のほうが大きいと判断したため、まずはBtoB領域において商品プロトタイプ開発を進めているという。

同社は、メガネ型ウェアラブルの本質を、「ディスプレイをハンズフリーにすること=メガネにディスプレイをつけること」と捉えており、「視覚拡張」をメインコンセプトに「見え心地」や「かけ心地」の良さにこだわって、これを追究することで他社との差別化を図る方針だ。

同製品の特長としては、表示ディスプレイを両眼で見えるようにするほか、人それぞれの瞳の位置を考慮してディスプレイ位置の可変性を追究する。また、着用感を重視して、着用時の前後左右バランスを追究した設計にすることで快適なかけ心地を実現する。さらに、メガネ部分からデバイス部脱着を可能にすることで、携帯性や日常での活用範囲の拡大を考慮する。

商品プロトタイプの開発にあたっては、とくにBtoBでの実用シーンにおいて一定水準以上の「見え心地」が求められるため、その実現に向けたデザインを採用したという。一方、カメラやスマートフォンなどの情報入力デバイスは有線・無線形式で脱着可能にすることで、使用者の状況に合わせて活用範囲を広げられると考えている。

同製品は当初、早期の拡販が見込まれる倉庫や物流センターなどを中心に、今事業年度内に数社への納入を図る予定で、そのほかの領域については各領域に精通した専門家と連携して、商品展開を図る業種・業態を拡大していく予定だ。

発表資料
URL:http://www.meganesuper.co.jp/wp-content/uploads/2015/09/66e61d20365b6fa2a2993b181c11a35e.pdf
2015/09/30

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