動画制作者に朗報!ダイナフォントが使用許諾範囲を拡大した書体の年間ライセンス新製品を発売

動画制作者に朗報!ダイナフォントが使用許諾範囲を拡大した書体の年間ライセンス新製品を発売


「DynaSmart V」

ダイナコムウェア株式会社は、ダイナフォントの年間ライセンス新製品として、「DynaSmart Vシリーズ」を11月27日(金)より発売する。既存のライセンス製品である「DynaSmart」が1147書体を収録しているのに対して、新シリーズではダイナフォントの全1723書体を完全収録し、特典書体として欧文3007書体も収録。複数台数/複数年契約により割引も適用される「DynaSmart V」のほか、事前手続きが不要ですぐに使える「DynaSmart V NOW!」(パッケージ版/POSAカード版)や1年間の更新用パックも販売される。

本製品の最大の特徴は、ユーザーからの要望が多かった使用許諾範囲の大幅な拡大が実現され、別途の許諾契約を結ぶ必要なしに映像作品/ゲーム/スマートフォンアプリ/デジタルコンテンツなどでフォントを使用できるようになったことだ(特典の欧文フォントを除く)。今回の製品発表に伴い、ダイナフォントに関する明確な使用許諾範囲の比較表が公開されているが、たとえばパッケージ製品(DLフォント/他社バンドルフォントを含む)や従来の「DynaSmart」では“映像作品”での使用について別途の追加契約が必須であるのに対し、今回の「DynaSmart V」では許諾範囲内の扱い。映像作品の項目は、「映画、テレビ番組、CM、デジタルサイネージ、ビデオ、DVD、ストリーミング番組(例:動画投稿サイト)などでのテロップやメニュー画面」と明記されている。

「DynaSmart V」のパソコン1〜4台まででの1年契約や、「DynaSmart V NOW!」、「DynaSmart V 更新パック」では、年額が1台につき4万1500円(税抜)。価格に関しては、これまで“とにかく導入費用が安い”ことをダイナフォント製品の大きな魅力と感じていたユーザーにとっては、決して“朗報”とは受け取りがたい可能性があることも否めない。しかし、コンテンツやサービスの制作状況の変化に応じて、しっかりと各製品の許諾範囲がユーザーに分かりやすい形で示されることは、やはり健全で喜ばしいことと言える。ダイナフォントの使用許諾に関しては、目的が有償(商用)/無償(非商用)に関わらずに適用されるため、動画投稿サイトなどで手間がかかる別途の追加契約を必要とせずに使用できる本シリーズは、今後のフォント選びの1つの選択肢としての位置を占めることだろう。


今回の発表に合わせて公開された「DynaFont使用許諾範囲表」

ダイナコムウェア株式会社
URL:http://www.dynacw.co.jp/
2015/11/09

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