ガラス作家の藤田喬平氏による初期から晩年までの作品約60点の展示が富山県で開催

ガラス作家の藤田喬平氏による初期から晩年までの作品約60点の展示が富山県で開催


「藤田喬平の芸術-『現代』としての伝統」

2015年11月21日(土)から2016年1月31日(日)まで、富山市ガラス美術館 展示室3にて、「藤田喬平の芸術-『現代』としての伝統」が開催されている。日本を代表するガラス作家の故・藤田喬平氏にフィーチャーした展覧会で、「飾筥(かざりばこ)」や「ヴェニス」などの代表的なシリーズをはじめ約60点の作品を展示。同氏によるガラス芸術の魅力と独自の表現世界を、あらためて展望できる。閉場日は毎週水曜(12月23日は開場/12月24日は閉場)および年末年始(12月29日~1月3日)で、開場時間は9:30~18:00(金曜および土曜は20:00まで/入場は閉場の30分前まで)。

藤田喬平は1921年東京生まれで、1940年より東京美術学校(現東京藝術大学)工芸科で彫金を学んだ。卒業後は岩田工芸硝子に入社。独立後にガラス作家としての道に進んでからは、1964年発表の流動するガラスのオブジェ「虹彩」で注目を集めた。その後も「飾筥」シリーズなどを展開して、欧米でも高く評価。1977年からはイタリアでの制作に取り組み、その国内外における活動と業績、ガラス教育やガラス界全般の発展のための貢献に対して、1997年に文化功労者、2002年に文化勲章を受けている。本展では、その同氏の初期から最晩年に至るまでの作品を鑑賞することが可能だ。当日券での観覧料は一般800円/大学生600円/高校生以下は観覧無料。なお、同時開催中の「ハワード・ベン・トレ-存在の痕跡」との両企画展共通観覧券(当日券)は、一般1300円/大学生1100円/高校生以下は観覧無料となっている。

■期間:
2015年11月21日(土)~2016年1月31日(日)

■開催場所:
富山市ガラス美術館 展示室3
富山県富山市西町5-1

■問い合わせ先:
富山市ガラス美術館
tel. 076-461-3100
url. http://www.toyama-glass-art-museum.jp/
2015-11-21
2016-01-31
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