富山市ガラス美術館でハワード・ベン・トレ氏による日本初の個展「存在の痕跡」が開催

富山市ガラス美術館でハワード・ベン・トレ氏による日本初の個展「存在の痕跡」が開催


「ハワード・ベン・トレ-存在の痕跡」

2015年11月21日(土)から2016年3月21日(月)まで、富山市ガラス美術館 展示室1・2にて、「ハワード・ベン・トレ-存在の痕跡」が開催されている。古代の遺物や建築物を手がかりに、キャスト(鋳造)の方法を用いて作品を制作してきたハワード・ベン・トレ氏にとっての日本初個展。閉場日は毎週水曜(12月23日は開場/12月24日は閉場)および年末年始(12月29日~1月3日)で、開場時間は9:30~18:00(金曜および土曜は20:00まで/入場は閉場の30分前まで)となっている。

1949年にニューヨーク州のブルックリンで生まれたハワード・ベン・トレ氏は、1970年代には人種問題/女性の地位向上/所得格差などの社会問題に取り組み、政治活動に傾倒していた。その後、ポーランド州立大学で吹きガラス、ピルチャック・グラススクールでキャストガラスと出会ったことを契機に作品制作を開始。以後は一貫してガラス素材の特徴を最大限に引き出す彫刻作品を生み出し、国際的に評価されている。

同氏の作品は、スケッチ/等身大ドローイング/発泡スチロールでの原型制作などを踏まえ、熱したガラスを原型に注いだ後で一定以上の冷却期間を経ることで形作られたもの。これは、作品の特異なサイズや質感を決定づける重要なプロセスであり、同氏は自身の制作プロセスについて「精神と意思の自由が肯定される時空間」と表現している。当日券での観覧料は一般800円/大学生600円/高校生以下は観覧無料。なお、同時開催中の「藤田喬平の芸術-『現代』としての伝統」との両企画展共通観覧券(当日券)は、一般1300円/大学生1100円/高校生以下は観覧無料となっている。

■期間:
2015年11月21日(土)~2016年3月21日(月)

■開催場所:
富山市ガラス美術館 展示室1・2
富山県富山市西町5-1

■問い合わせ先:
富山市ガラス美術館
tel. 076-461-3100
url. http://www.toyama-glass-art-museum.jp/
2015-11-21
2016-03-21
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