ロボットと高齢者がカラオケするとどうなるか実証実験

ロボットと高齢者がカラオケするとどうなるか実証実験



株式会社第一興商と、日本電信電話株式会社(NTT)は、介護施設などでの高齢者のカラオケや介護予防の取り組みを支援する実証実験を行うと発表した。

このの取り組みは、「うたと音楽」を活用した介護予防や健康増進への取り組みを行う第一興商と、健康・医療・介護の共通基盤を中心としたICT環境の整備による疾病予防や医療介護の効率化・質の向上を目指すNTTによって7月に発表された、両社の高齢者分野・エンターテインメント分野での共同検討の第二弾。

今回は、第一興商が展開する生活総合機能改善機器「DKエルダーシステム」と、NTTの研究所が研究開発を進めるインタラクション技術などを活用した「コミュニケーションロボット」の連携により、高齢者への支援を行うものとなっている。

実験の内容としては、第一興商が提供するコミュニケーションロボットが、センサー検出や音声対話によってユーザーが望む曲を選曲したり、血圧の検査結果に対して健康に関わるコメントを出したりする。NTT側では、「インタラクション技術」や、「R-env:連舞」でロボットやセンサーと相互連携して、歌っている高齢者の自動撮影などで、カラオケなどへの高齢者の積極的な参加を促す。

両社では、今回の実証実験で得たデータをもとに技術的な課題をクリアして、2016年度中に新たなサービスを提供したいとしている。

発表資料
URL:http://bit.ly/1T6bjQX
2015/11/26

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