本当の流行語はGoogleが教えてくれる-「マイナンバー」や「ラッスンゴレライ」

本当の流行語はGoogleが教えてくれる-「マイナンバー」や「ラッスンゴレライ」



Googleが発表した2015年の流行語が、現代用語の基礎知識 選「2015ユーキャン新語・流行語大賞」よりもリアルだと話題になっている。

ユーキャンが発表した流行語は、年間大賞の「爆買い」「トリプルスリー」を筆頭に「安心して下さい、穿いてますよ。」や「SEALDs」、「五郎丸(ポーズ)」など、政治経済スポーツ芸能から満遍なく選ばれたという印象。しかし、大賞の「トリプルスリー」やトップテンの「アベ政治を許さない」など、その分野に興味を持つ、一部の人しか知らない言葉が選ばれているという声が多かった。


現代用語の基礎知識 選「2015ユーキャン新語・流行語大賞」

それに対し、Google検索の流行語ランキング1位は、誰もが納得の「マイナンバー」。一過性の流行言葉ではなく、日常的に多くの人が話題にして、気にかけていた言葉だということがわかる。また、2位の8.6秒バズーカーのネタ「ラッスンゴレライ」は残念ながら春を待たずにその勢いがしぼんでしまったが、それだけに僅かな期間で2位をキープしたという、当時の盛り上がりは凄かったと思い出される。芸能関係では、6位にクマムシの「あったかいんだから」、8位に又吉直樹著の「火花」もランクインしている。

Google、ユーキャン共にランクインしたのが、東京オリンピックの「エンブレム」と、多くの騒動をおこした「ドローン」。ある意味、誰もが納得する流行語がこの2ワード。エンブレム問題では、パクリとされた佐野研二郎氏のデザインは使用が中止され、ドローンも免許制や登録制を導入するなど規制が進む見込み。どちらも、最初はジワジワと報道され、事の重大さが伝わるにつれ、皆の関心が一気に集まるという流れだった。

ちなみに、Googleのトップテンに入った、「マイナンバー」「大阪都構想」「北陸新幹線」「ラッスンゴレライ」「あったかいんだから」「火花」は、ユーキャンの新語・流行語大賞でもノミネートはされている。検索数という“数字”で出されるものと、選者の“感覚”で選ばれる言葉には、何らかの違いが生じたようだが、どの言葉も翌年になるとほとんど忘れ去られるというのは、毎年同じ傾向となっている。

発表資料
URL: https://twitter.com/googlejapan/
2015/12/02

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