Androidアプリの脆弱性調査レポートが公開、アクセス制御不備が減少

Androidアプリの脆弱性調査レポートが公開、アクセス制御不備が減少


表紙レポート

ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社は、市場に流通しているAndroidスマートフォンアプリケーションから「脆弱性のあるアプリ」の動向について分析した結果をまとめた「Androidアプリ脆弱性調査レポート 2015年12月版」を公開した。同社サイトから無料でダウンロードできる。

同アプリは、2015年8月18日から9月1日時点までに公開されたAndroidアプリ1万1686件の中で、各カテゴリの上位に属するアプリのうち、ダウンロード数1000件以上を対象として抽出したレポート。

セキュリティ対策の傾向としては、前回調査(2013年)と比較して、アプリの脆弱性対策が本格的に始まっている状況がデータとして現れた。脆弱性対策の取り組み状況の指標となる「アクセス制御不備」の割合を見ると、前回調査の88%から59%に減少しており、脆弱性対策の取り組みが一般に普及してきている状況が見られた。

一方、暗号通信については、誤った利用方法により脆弱性を持つアプリが増加している傾向が見られた。暗号通信が解読・改ざんされる脆弱性リスクのあるアプリは、2年前の39%から43%へ増加している。

「Androidアプリ脆弱性調査レポート 2015年12月版」ダウンロードページ
URL:http://www.sonydna.com/sdna/solution/download.html
2015/12/03

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