今日のGoogleロゴはいわさきちひろ生誕97周年

今日のGoogleロゴはいわさきちひろ生誕97周年


いわさきちひろ生誕97周年を記念したロゴ

Googleは、2015年12月15日のロゴを、画家・絵本作家のいわさきちひろ(本名:松本知弘、旧姓岩崎)の生誕97周年を記念したデザインに変更した。“Google”のロゴが水彩画風で描かれている。

いわさきちひろ(本名:松本知弘、旧姓岩崎)は1918年12月15日、三姉妹の長女として福井県武生市で生まれた。幼少から絵を描くのが得意で、14歳のときに洋画家の岡田三郎助に入門し、そこでデッサンや油絵などを学んだ。18歳のときにコロンビア洋裁学院に入学する一方で書家の小田周洋に師事する。

20歳のときに両親の薦めで婿養子を迎え、夫の勤務地である満州の大連に渡ったが、翌年には夫の自殺により帰国。帰国後は中谷泰に師事して油絵を学んだ。その後、27歳のときに日本共産党の演説に感銘し入党。上京して人民新聞社の記者として働く一方で、丸木俊に師事してデッサンを学んだ。絵の仕事も手がけるようになり、紙芝居「お母さんの話」(1949年)をきっかけに画家として自立する決心をする。30歳(1949年)に党員の松本善明と出会って結婚し、2年後に長男を出産する。

44歳(1963年)に、雑誌「子どものしあわせ」の表紙絵を担当する。このことがその後の作品に影響を与え、1962年の作品「子ども」を最後に油彩画をやめて、その後は水彩画に専念した。1968年、絵本「あめのひのおるすばん」が出版された以降は、ほぼ毎年のように新しい絵本を制作し、1972年の「ことりのくるひ」はボローニャ国際児童図書展でグラフィック賞を受賞した。原爆やベトナム戦争で死んでいった子どもたちをテーマとした作品なども制作し、1973年の「戦火のなかの子どもたち」が最後の絵本となる。1974年、肝臓癌のため死去。
*記事内容を一部追加しました

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Google
URL:https://g.co/doodle/5wzkbj
2015/12/15

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