自動走行車を成功させたバイドゥ、次なる挑戦は自動運転バス

自動走行車を成功させたバイドゥ、次なる挑戦は自動運転バス

中国最大の検索サイト百度(バイドゥ・Baidu)は、BMWと協力して取り組んでいる自動走行車のプロジェクトにおいて、様々な環境下においての走行試験に成功したと発表した。さらに同社では、今後3年以内を目処に自動運転バスを開発するとしている。

発表によると、BMWの3シリーズを改造したバイドゥの自動走行車は、北京で設定されたバイドゥ本社やオリンピック公園などを走る30キロに及ぶ試乗ルートを無事故で走破している。その内容は、一般車も混ざっている公道上での右折、左折、Uターン、前方車両を検出しての減速、車線変更、合流、最高時速100kmでの走行などとなっている。同社によると、バイドゥの研究所による高度に自動化された駆動マップや車両の位置を数センチの誤差で記録できる3Dロードデータ、高度な学習機能のある人工知能などのテクノロジーが、今回の実験に生かされているとされている。

同社のテクノロジーは、一定のルートを走行するようなパターンに適しており、今後3年間の目標として、一般客をのせて無人運転する自動走行バスの開発を掲げている。さらに5年以内には量産体制を整えるという。なお、この開発パートナーが引き続きBMWになるかどうかは公式な発表はされていない。

発表資料
URL:http://mwne.ws/229jceP
2015/12/17

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