ネット情報に疑いを持たない日本のミレニアル世代、アドビの調査で明らかに

ネット情報に疑いを持たない日本のミレニアル世代、アドビの調査で明らかに


「コンテンツの信頼性」に対する日本人の回答

アドビ システムズ株式会社は18日、世界6カ国の18歳以上のユーザーを対象にしたオンライン調査「消費者のコンテンツに関する意識調査(The State of Content : Rules of Engagement)」の結果を発表した。

本調査は、日本を始め、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアの18歳以上のユーザー、1万2169人を対象とした意識調査。調査期間は2015年9月12日〜29日で、日本人の回答者は2014人だった。

調査によると、日本人は平均2つのデバイスを駆使して6つのサービスから情報を得ていることが明らかに。毎日アクセスする情報源は、上位から順に「Facebookなどのソーシャルメディア」(28%)、「YouTubeやVineなどのオンライン動画プラットフォーム」(25%)、「企業のEメールニュースレター」(21%)、「Twitter」(19%)となっており、SNSで友人などと交流しながら情報を得ている実態が確認された。

また、多種多様な情報が溢れる中、情報を得るための時間が長くとれない場合、約8割が「長めの記事を読むより、話題となっている短めの記事を数多く閲覧したい」と回答している。これは、世界平均の63%を上回り、日本人の情報欲が広く浅くであることがわかる。

「コンテンツの信頼性」に関しては、世界と日本とで顕著な差が見られる。「オンライン上のコンテンツの信頼性に対してどの程度疑問を持つか」という設問に対し、日本人はテキストの偏り、動画・写真の信憑性に対してあまり疑問視せずに受け入れている。特に、1980年代から2000年初めまでに出生した“ミレニアル世代”に関しては、「オンライン上で投稿するコンテンツが正確もしくは適切かどうかを検証しない」との回答が82%に達し、世界平均58%との大きな乖離を見せ、疑うことを知らない性格が浮き彫りとなった。

発表資料
URL:http://adobe.ly/1NAST7x
2015/12/18

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