東京と横浜での展覧会にあわせて村上隆氏が特集されている「美術手帖1月号」

東京と横浜での展覧会にあわせて村上隆氏が特集されている「美術手帖1月号」

株式会社美術出版社は、月刊の美術雑誌「美術手帖」の1月号を12月17日に発売した。今号では、同誌としては5年振りに現代美術家の村上隆氏を特集。森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」と、1月30日より横浜美術館で開催される「村上隆のスーパーフラット・コレクション:蕭白、魯山人からキーファーまで」にあわせ、いま現在の村上隆氏に迫っている。

今回の特集では、日本美術を主な領域とするライター/エディターの橋本麻里氏が特別監修を担当。「政治・経済と芸術」「価値の創出」「誤読と日本」という視点から、8つのテーマについて取り上げられている。日本美術や中国美術のテーマが続くため、一見すると村上隆氏に関する特集ではないように見えるかもしれないが、それらは全て同氏の現在の活動と重なり合うもの。美術史から村上隆氏の存在を照射するような、これまでになかった特集に仕上がっている。

また、絵画《死者の国に差し込んだ『虹』の尻尾を踏んだ時》の折込み全図が特別付録として付属。この作品は、2014年末から2015年にかけてニューヨークのガゴシアン・ギャラリーで発表された25(幅)×3(高さ)mの絵画で、約1m幅のサイズで収録された。このほか、東京都現代美術館での個展のために来日したオノ・ヨーコ氏のインタビューや、鴻池朋子氏のロング・インタビューなども掲載されている。


誌面サンプル


誌面サンプル

出版社:株式会社美術出版社
著者:美術手帖編集部
価格:1600円(税抜)
URL:http://www.bijutsu.co.jp/bt/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B018R5O4XS/mdndi-22/
2015/12/21
2015-12-17
release


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