株式会社Cerevoは、プロジェクターを搭載した可変型ホームロボット「Tipron（ティプロン）」を開発したと発表した。「CES Unveiled」および「CES 2016」において実機展示を行ない、同年内に発売する予定だ。

同製品は、3mの距離で80インチの投影機能を備えたホームロボットで、投影場所に全自動で移動する。充電時や移動時は全高約40cm、映像投影・写真撮影などの機能を用いる際は全高約80cmのプロジェクション形態へと自動変形する。また、プロジェクターユニットの角度を変更することにより、約1mの高さに映像を投影することができる。

本体上部のプロジェクターユニットは縦方向と左右方向への向きに加えて、左右それぞれの方向に回転することもできる。壁や天井など好きな位置に対して、上下左右それぞれの方向へ台形補正を掛けつつ映像を投影できる。また、スピーカーも内蔵している。

室内の移動は指定した場所へ自動で移動し、充電の際は自動で充電ステーションまで戻る機能を搭載している。スケジュールを設定して、朝や夜などの決まった時間に指定した場所へ移動させることもできる。また、スマートフォンアプリからの手動操縦にも対応しており、本体に搭載したカメラの映像をスマートフォンでストリーミング再生しながら操縦できる。

表示する映像は、ストレージに保存した動画のほか、背面に搭載したHDCP対応のHDMI端子を利用してPCやレコーダーなどの画面も表示できる。また、Chromecastなどのワイヤレス映像伝送機器を活用することで、インターネット配信される動画を投影することもできる。

Twitterのハッシュタグやタイムライン、ニュースなどの情報を登録して、好みのタイミングで好みの場所に特定の情報を表示するネット連携機能も搭載している。

Tipron
URL:https://tipron.cerevo.com/ja/
2016/01/06